【今月の作家紹介〜2014.2〜】

赤羽末吉氏


寒い毎日ですが、お天気続きでありがたい事です。 年も新しくなったところで、作家紹介も次の方を紹介しますね。 小学校の国語の教科書にも取り上げられた「スーホの白い馬」の 絵著者:赤羽末吉氏(1910〜1990)です。 戦前、満州に居住していた時に働きながら独学で学んだという絵は、何回も受賞をし、戦後は日本に戻って美術関係の仕事に携わっています。 50歳の頃、絵本作家を目指して、福音館の松井直氏と交流を持ち、「かさじぞう」(福音館書店)で絵本作家としてデビューしました。 伝統的な墨絵は、登場人物や、動物、草花に至るまで、屏風絵を 見ているような高貴な雰囲気がありながら、その表情は、親しみ、慈しみに溢れていて、深い味わいがあります。 日本や中国の昔話の絵本を数多く描いておられますが、どの作品のどの一場面をとってみても、掛け軸になりそうな作品ばかりで、読んでも良し、飾っても良しの作家さんです。

◆展示作品◆
「スーホの白い馬」
「おおきなおおきなおいも」
「王さまと九人のきょうだい」
「ももたろう」
「うまかたとやまんば」
「さるとかに」
「だいくとおにろく」
「よだかの星」(挿絵)
「したきりすずめ」(ハングル語版)
「ほしになったりゅうのきば」

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