【今月の作家紹介〜2014.6〜】

バーバラ・クーニー

爽やかな5月の風に、そして6月の雨で緑濃くなる季節に似合う絵本を紹介します。 彼女の名は、バーバラ・クーニー。 アメリカを代表する絵本作家の一人です。彼女は、1917年にニューヨーク市ブルックリンにて生まれました。 曾祖父と母が画家だったこともあり、クーニー自身も自然と絵を描く道へと進んでいったようです。 スミス・カレッジ とアート・スチューデント・リーグで美術を学び、現代アメリカで活躍する画家となりました。 2001年に83歳で亡くなるまで、多くの絵本を手掛け、数々の賞を受賞しています。 一見、平面的に見える彼女の絵は、横向きや後ろ向き、また遠目の人物を描いていて、その独特の角度により、話の流れ(時の流れ)が表現されているとも言われています。 とにかく、細かい所まで丁寧に描いていて、青や緑を基調とした色使いにより、時々使う赤やピンク系の色がとても映えて、美しさが強調されています。また、繊細で愛らしい絵は読むだけでなく、室内に飾っても素敵ですね。

*コールデコット賞
「チャンティクリアときつね」 (1959年)
「にぐるまひいて」 (1980年)
*ニューヨークタイムズ・ベストブック 「ルピナスさん」 (1982年)

☆「ちっくたっく」本棚☆
「チャンティクリアときつね」 「にぐるまひいて」 「ルピナスさん」 「おおきななみ」 「エミリー」 「みずうみにきえたむら」 「ぼくの島」 「空がレースにみえるとき」 「ロバのおうじ」 「すてきな子どもたち」 「ちいさなもみのき」 「わたしは生きてるさくらんぼ」 「クリスマス人形のねがい」


←戻る